30代 男性 林業 斜面での作業で腰痛 症例 腰痛

■30代 男性 林業 鳥取市

 

■来院

2018年 10月

 

■来院時の状況

林業に従事されており、山の斜面など不安定な場所で什器やのこぎりを使い、重い荷物を運ぶなど、かなり腰に負担がかかる状況。

無理な体勢での作業が常態化しています。

2017年12月から腰痛を訴え、別の整骨院に1ヵ月通って改善するも、通院をやめると再発。その後はどこにも通わず我慢していたが、悪化したので当院に来院されました。

原因について

初回の検査時で、

  • 前屈で強い痛みがある
  • 仰向けで身体をひねると、片方だけ強い痛みがある
  • 就寝時の寝返りの痛みで目が覚める時もある
  • 作業の中盤~後半にかけてダルいような痛みが増してくる

といった状態が1年近く続いていました。

 

原因としては、

  • アンバランスな体勢の作業で、左右の筋肉にかたよった緊張
  • 斜面での作業で生じる上部胸椎のゆがみ(下図参照)
  • 疲労からの内臓(主に胃腸)の機能低下

が考えられます。

腰椎~骨盤周辺のゆがみもありましたが、このケースでは特に上部胸椎のゆがみの方が強く、腰痛への影響が大きかったと考えます。

 

施術内容と経過

腰周辺の筋肉の緊張・アンバランスな負荷のかかり方などが痛みの原因ではありますが、筋肉を直接緩めるだけではなく、筋肉の緊張を悪化させる原因にアプローチしたいと考えてました。具体的には、

  • 上部胸椎のゆがみの調整
  • 弱った内臓(胃腸)の調整

になります。

 

1~5回目

複数人での現場作業なので、一人だけ休んだり早退したりがしづらい環境でしたので、通常業務を継続しながらの施術になりました。ですので、序盤は4~7日ペースで通っていただきました。(負担の少ない作業にしてもらうなどの配慮はあり)

 

痛みがある状態が1年近く続いている状態でのスタートなので、改善への土台作りを集中的に行いました。痛みの出にくい身体作りを目指します。

 

4~5回目あたりで、痛みは4割程度に軽減されています。ただ、通常の作業内容をフルで行うまでにはならず。

6~8回目

2週間ぶりの6回目の施術前の時点で、腰痛の痛みの程度は維持されていました。

間隔を空けた時は、状態が維持されていればひとまず改善への土台はできていると判断します。

その後2週間ペースでの8回目終了時点で、日常での痛みはほぼなく、通常業務もできるようになっています。

上部胸椎や内臓も順調に緩んできていますし、それにともなって腰周辺の筋肉も緩んできています。

9~11回目

9回目来院の時点で、実は痛みが再発していました。

数日前に重い荷物を運び続けた結果、再発したとの事でした。検査を行ったところ、チェックポイントである上部胸椎や内臓の状態自体はいい状態をキープされているので、作業過多での一時的な筋肉疲労と判断して、施術のペースは2週間ペースで変えませんでした。

 

11回目の時点では、疲れるとたまにダルさが出る程度で特に困る事なく過ごせている状態でした。

 

12~13回目

日常生活・仕事共に全く問題なく過ごせていましたが、1年近く痛みに悩んでいた経緯があるので

慎重に言うことで1ヵ月ペースでメンテナンスを行いました。

2ヵ月経過した時点でも、全く問題なく快調に過ごせていたので、13回目で施術終了となりました。

 

「1年以上振りに、腰痛を全く気にせずに過ごせるようになって、本当に良かったです!久しぶりの感覚です。」

と、喜んでおられました。

まとめ

今回のケースでの改善へのポイントです。

  • 仕事を休めないので、休まずに改善していくため計画を考える
  • 1年近く痛みが続いているので、焦らない事と正確な原因の特定
  • 何よりご本人の意欲的な取り組む姿勢

が挙げられます。

 

直接の原因は筋肉の緊張なので、それを緩める事に注力すればある程度改善は望めますが、再発のリスクが大きくなります。

痛めては休む&治療の繰り返しにはしたくなかったので、時間をかけてでも「痛みの出にくい身体作り」に重点を置きました。

 

今回は、「上部胸椎のゆがみ」による影響が強い事を早い段階で特定できたのが、確実な改善へとつながったと思っています。

一度痛みが再発した事もありましたが、「痛みの出にくい身体作り」に重点を置いていましたので、焦ることなく進める事ができました。これができていれば、一時的に痛みが出ても何ら焦る事はありません。

 

今回はある程度、期間と回数がかかる事は予想されていたので予めお伝えしましたが、前向きにご理解いただき、前向きに取り組んでいただけた事が改善につながったのは言うまでもありません。