中2男子 体中が重くて力が入りにくい 症例 自律神経失調症

 

 

■中学生 男性 鳥取市

 

■来院

2016年 12月

 

■来院時の状況

中2男子 スポーツをやっているが、ある時から身体全体が重く、力が入りにくい。

整形外科や内科で血液検査やMRIなど一連の検査を行ったが、異状なし。なんとか通学・部活はできているが、常に身体が重く自宅ではグッタリしているとの事。

原因について

今回は、生活の中で特にこれといった原因らしきものが特定しづらいケースでした。

多感な時期なので、学校生活や友達との関係などの悩みやストレスだったのかもしれません。ただ、今回その部分に特に介入はせず、身体的原因にアプローチをする事での改善を図りました。

 

何らかのストレスからの自律神経の乱れからくる不調と推察します。

 

 

施術内容と経過

検査の結果、

  • 心臓の弱り(ストレスや気がかりな事がある?)
  • 胃腸の弱り
  • 脳の疲労

がわかりました。

筋・骨格系の不具合に関しては、多少の疲労があるものの、今回の不調に直接関連しているものではないと判断しました。

 

ですので、今回の施術は、

  • 内臓(主に心臓・胃腸)の調整
  • 脳の調整(脳の疲労を取る)

を中心に進めて行くことにしました。

 

※補足

精神的なストレスが原因と思われる様々は不調には、まず心臓の機能を活性化させる施術が有効です。

肩こりや頭痛なども、心配事などの精神的ストレスが原因の場合は、心臓の調整で大きく改善するケースはとても多いです。

自律神経の乱れからの不調には、心臓の状態がとても影響します。

 

仮に心配事や悩み事があっての不調の場合、その出来事自体を施術者が解決する事はできません。しかし、身体の調子を良くする事で物事の考え方や取り組み方が変わっていく事もあります。

その結果、事態が好転していく好循環を創り出すことは十分可能です。

 

物事や相手を変える事はできませんが、自分自身の体調や精神状態を整える事で現状が変わっていくという考え方はとても大切です。

 

1~2回目

最初の2回は、中1日で施術を行いました。

  • 内臓調整(主に心臓)
  • 脳の調整(脳の疲労を取る)

を行いました。

1回目終了後の帰宅時で、すでに身体の軽さを実感する事ができ、とても嬉しかったと聞き一安心した次第です。

 

2回目を終えた時点でも身体の軽さを実感できていたので、1週間に1回ペースにして進めて行くことにしました。

 

3~4回目

1週間に1回ペースでの施術。

時折力が抜ける感じがあるものの、頻度・度合いともに当初よりは比べ物にならないほど軽いとの事でした。

感じてもせいぜい2割程度との事。

 

内臓や脳の状態も、かなり良くなり特に問題ないと言えるくらいになっていました。

あとは、施術の間隔を空けて症状が出るか出ないかを見ていくために、2週間に1回ペースの切り替えました。

 

4~7回目

2週間に間隔を空けても、引き続き好調をキープしていました。

6回目の時点で重さも力が抜ける感じもほぼ無くなっているとの事なので、1ヵ月後に7回目の施術。

1ヵ月空けても全く問題無いとの事なので、施術を無事卒業となりました。

まとめと考察

今回の様に、痛みではなく重さや脱力感などの不調を訴える場合は、自律神経の乱れを疑います。

内科や神経外科などを受診すると、「自律神経失調症」と診断される場合もあります。この場合、投薬という形になる事が多いようです。

 

それもひとつの方法ですが、今回の様に施術にて身体的アプローチをしていく事で改善の方向に向けていく事は十分に可能です。

 

  • 内臓(心臓・胃腸)の調整
  • 脳の調整

この2点にアプローチしていく事が、大切になります。

 

鳥取整体院