30代 女性 座っていられない脚の痛みとしびれ 症例 坐骨神経痛

■30代 女性 コンビニ店員 鳥取市

 

■来院

2013年 11月

 

■来院時の状態

重い荷物を運んだり、商品の陳列作業などで立ったりしゃがんだりの動作が日常的に多い業務。徐々に左臀部~左足にかけて違和感を感じてきた。

筋肉痛かと思って仕事を続けていると、日に日に痛みが増す。

数日後、朝起きると立っても座ってもいられない状態になり来院されました。歩くのもままならず、問診もベッドに横になった状態でしかできないくらいでした。

整骨院や整形外科の受診はなし。受診すれば、座骨神経痛と診断されるであろう状態です。

原因について

最初の検査時に、

  • 立って前かがみが全くできない(ビリッとしびれる)
  • 立っているだけで痛みとしびれが出ている
  • 仰向けの膝倒しがほぼできない
  • 横になっていると、いくらかマシである

という事で、いても立ってもいられない状態でした。

 

主な原因としては、

  • 日々の業務での臀部~左脚の筋肉が極度に緊張していた
  • 何かの拍子に腰椎に強い負荷が加わり、ゆがみからのしびれ

が挙げられます。

急激に痛みとしびれで動けなくなっていますが、基本的には日常からの疲労の蓄積が原因です。徐々に悪化する場合もあれば、今回のように急に発症する場合もあります。

 

↓痛みとしびれの箇所は、下の図になります。

 

 

施術内容と経過

検査すると、腰椎1番、3番のゆがみを確認。頸椎~仙骨までを全体的に整えた後、腰椎を重点的に調整。

この時点で5割程度に痛み・しびれともに軽減します。また、最初に立って前屈みした際にはしびれが増してほとんどできなかったのが、施術後は30°程度可能になりました。

 

施術後、痛み・しびれは残るものの、立っていられる状態になったので終了。

 

その後、4~5日沖に来院してもらい施術を続けると、3回目終了時に3割ほどに軽減。4回目施術前でその状態をキープできており、施術後はほんの若干のしびれを感じる程度になりました。

 

念のため10日後に5回目の来院。仕事・日常生活にも支障なく、痛み・しびれともに再発もなかったので、5回で施術終了しました。

まとめ

今回のケースは、痛みが出てから早い段階で来院されたのが、早期回復の一番の要因と考えます。

徐々に痛みが増す場合などは、整形外科を受診して様子をみるという過程を経て来院される方が多いので、結果的に状態が悪化してしまう事がとても多いのです。

 

坐骨神経痛は、改善までに施術回数や期間がかかるケースが多い症状ですが、今回は比較的スムーズに進んだケースと言えます。

ひどい場合は、10~15回かかる事もあります。

 

それでも、適切は施術をすればちゃんと良くなるものなので、あきらめる前にぜひ一度ご相談ください。

 

※補足

これは2013年のケースですが、現在(2019年)であればおそらく、足首の調整を入念に行う事と思います。

坐骨神経痛の場合、ほぼ間違いなく足首の関節の動きが悪くなっています。それは、身体全体のバランスに関わってくるので、非常に重要です。

 

また、内蔵の弱りも大いに関係してきますので、そこも重点的に施術します。

それによって、さらに早く確実に改善できると考えます。

 

 

 

鳥取整体院